(C)two-way/小学校/まちづくり/中高学年/色
TOSS静岡・浜松ジャルダン/鈴木滋雄
だれにとっても身近にある「色」。色に関する授業第1弾。
「色」を視点にまちをながめるようになる,「まちづくり」学習の最初の授業としても使えます。
題名「自然の色・○○の色」
発問 太陽の光の色は何色ですか。 |
太陽の光は,何色かの色が集まってできています。それらの色は生活の中で見ることができます。
「これです。」と言って,虹の写真を提示
発問 虹は,何色ですか。 「7色です。」 すべて書いてごらんなさい。 |
正解を提示する。
赤・橙・黄・緑・青・藍・紫
これら7色の光が微妙に混ざり合って,私たちは様々な色を見ているのです。
沖縄の写真を提示。
発問 沖縄に合う,花の色と言えば何色を思い浮かべますか。 |
数人指名
写真を提示しながら
沖縄には,色鮮やかな赤など,暖かい色がよく合います。
建物も暖かい色を使っているところが多く見られます。
発問 一方,北海道に合う花の色と言えば何色を思い浮かべますか。 |
写真を提示しながら
北海道は,白や紫などの寒い色が美しく見えます。
説明 これには科学的な理由があります。 太陽からの7色の光は,地球の空気の層にぶつかり,分かれます。そのとき,赤の光は,そのまま南の地方に,青や紫の光は反射して北の方に多く届くのです。つまり,地域によって美しく見える色があるということです。ちなみに静岡県は緑です。 |
2枚の建物の写真を提示
指示 この写真を見て,気づいたこと・考えたこと・思ったことを言いなさい。 |
数人指名
この建物の色に対して近所に住む人達が抗議をしています。このトラブルはまだ続いているそうです。
このように人々を不快にする色使いを(騒音を真似て)騒色と呼びます。
こうした問題が各地で起きているのです。
「次の写真はどうでしょう。」と言って落ち着いたまち・建物の写真を提示。
指示 先の写真と比べて,分かったこと・考えたこと・思ったことを箇条書きに書きなさい。 |
列指名
倉敷や京都など伝統のあるまちでは,派手な看板は出してはいけないことになっています。
色を考えたまちづくりも各地で始められています。
私たちの静岡県ではどうでしょう。
清水港の写真を提示
発問 これは清水港の写真です。これも景観を害するとして不評でした。 みなさんだったら,この煙突をどんな色にしますか。 また,どうしてその色なのか理由も書きなさい。 |
子供が色を塗ったものをはる。
色を変えた後の港の写真を提示
説明 この港は,「清水港・みなと色彩計画」によって生まれ変わりました。この計画は,県・市・企業・住民が一体となって行われました。そしてこの取り組みは,「全建賞」や「中部の未来創造大賞」など多くの賞を受賞しました。 |
題名「自然の色・まちの色」
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